屋内測位システムの実験用として、ESP32C6-MINI-1 を使った小型BLE受信機を製作しました。
今回の製作では、JLCPCB様にスポンサーとしてご協力いただき、PCBAサービスを利用して量産品質の基板を製作しました。
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プロジェクト概要
本機は、BLEアドバタイズパケットを受信してWiFi経由でサーバーに送信することで、複数台を屋内に設置し、位置情報を推定する目的で開発しました。
USB給電のみで動作し、設置も非常に簡単です。

採用したモジュール:ESP32C6-MINI-1
中心となるマイコンは、Espressif社のESP32C6-MINI-1。
WiFi 6とBLE 5をサポートし、省電力かつ高性能、更にサイズがモジュールとしては小さい点が魅力です。
また、日本国内での技適認証も取得済みのため(技適番号:240905N007)、安心して運用可能です。

電源設計
USB 5V電源から安定して動作させるため、大電流対応のLDOレギュレータ XC6220B331MR を採用しました。
C6-MINIはピーク時にやや高い電流を消費するため、余裕をもった電源設計を心がけています。


JLCPCBのPCBAサービスを利用
今回の基板は、JLCPCBのPCBAサービスで製作しました。
小型基板ながら非常に美しく仕上がっており、20枚のPCBA込みで約130ドルというコストパフォーマンスに驚きました。
さらに、発注してから自宅に届くまでは 6 日程度で、配送自体は深圳から東京までで 1 日しかかりませんでした。
また、面付け基板を使うよりも1枚ごとに個別発注したほうが安価に仕上がる場合もあり、JLCPCBの柔軟な価格設計に助けられました。
カプトンテープで一体になってきました


結果と今後の展開
BLEアドバタイズを安定して受信し、WiFi経由でサーバーへ送信することが確認できました。
今後は、この受信機を多数設置して屋内測位実験を進めていく予定です。
まとめ
- ESP32C6-MINI-1:技適済み、省電力でWiFi+BLE両対応
- 電源設計:XC6220B331MRで安定動作
- PCBAコスト:20枚で約130ドル(JLCPCB)
- 仕上がり:小型でも精度が高く、美しい基板品質
今回の製作は、JLCPCB様の協力があってこそ実現しました。
高品質かつ低コストで試作・量産を考えている方には、JLCPCBのPCBAサービスをぜひおすすめします!

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